下記の健康健診・各種検診はまとめて受診することも可能です。
子宮がん、乳がん、眼科健康診査、歯周病疾患健診の受診はできません。
特定健康診査
特定健康は、生活習慣病の発症や重症化予防のため、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診です。
対象者 | 40歳以上(年度内に40歳に達する方) |
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健診内容 | 問診および診察・身体計測等(身長・体重・胸囲・血圧) 尿検査・血液検査・心電図検査(更に必要に応じて眼底検査を行います。) |
持参するもの | 健康保健証(国民健康保険、社会保険、共済保険等何れの保険証でも必要です)と受診券をご持参下さい。 |
受診者負担料 | 諫早市国民健康保険被保険者は約1万円分の検査が無料で受けられます。 |
30歳代の人~若年者健診~
対象者 | 30歳から39歳までの諫早市国民健康保険加入者 (令和6年3月31日現在) |
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必要なもの | 国民健康保険証、受給者負担金 500円 |
受診方法 健診内容 |
特定健診と同じ |
ミニ人間ドック(特定健診+がん検診)の利用がお得です。
特定健診と諫早市がん検診を同時に受診すると、がん検診の受診者負担金から200円割引されます。
ミニ人間ドック組み合わせ例
特定健診 | 無料 |
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大腸がん検診 | 200円 |
胃がん検診 | 胃がん検診(内視鏡) 1,300円 |
計 | 1,500円 |
200円割引後 | 1,300円 |
【受診される際の注意事項】 食事をされてきても、かまいません。但し、食事された時間を検査時に、お伝えください。検尿が必要なため、受診直前の排尿はお控え下さい。
がん検診・成人健診
詳細はお問い合わせください。
C肝炎ウイルス検査 | 40歳以上(過去に受診したことがない方) |
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大腸がん検診 | 40歳以上 |
胃がん検診 | 40歳以上 |
肺がん検診 | 40歳以上 |
結核検診 | 65歳以上 |
骨粗鬆症検診 | 40歳以上 5年ごと |
持参するもの | 健康手帳と保健証・受診券をご持参下さい。 健康手帳をお持ちでない方は受付にお申し出下さい。 |
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受診について | 事前の予約をお願いします。 |
後期高齢者健康診査
対象者 | 満年齢が年度末までに75歳以上の方には、長崎県後期高齢者医療広域連合が加入者に対して毎年1回の健康診査を行ないます。 糖尿病や高血圧、肥満、高脂血症などのため、既にメタボリック症候群の一部疾患を罹患・治療中の場合には、除外される場合があります。 主治医とよくご相談下さい。 |
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自己負担金 | 無料 |
持参するもの | 保険証をご持参下さい。 |
生保健康診査
対象者 | 40歳以上(40歳以上で生活保護受給者の方が対象です。) |
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受診負担料 | 個人負担金はありません |
被爆者健康診断
対象者 | 被爆者、被爆2世の方 |
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検査内容 | 問診、診察、血液検査 |
受診負担 | 無料 |
予防接種
諫早市の予防接種のご案内です。諫早市の予防接種案内はこちら
当院は、下記記載の個別予防接種に対応していますが、ご予約が必要です。
麻しん及び風しん | 2期 5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間にある者 接種方法:麻しん風しん混合(MR)ワクチンを各期1回接種 他の予防接種までの間隔:4週間 |
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日本脳炎 | 1期初回 標準で3歳(生後6月~90月に至るまで) 接種方法:1~4週間の間隔で2回接種 他の予防接種までの間隔:1週間 1期追加 1期初回終了後概ね1年後標準で4歳(生後6月~90月に至るまで) 接種方法:1回接種 他の予防接種までの間隔:1週間 2期 標準で小学校4年生(9歳~13歳未満) 接種方法:1回接種 他の予防接種までの間隔:1週間 |
二種混合・ジフテリア・破傷風 | 標準で小学校6年生(11歳~13歳未満) 接種方法:1回接種 他の予防接種までの間隔:1週間 |
子宮頸がん予防ワクチン(HPV) | 標準で中学1年生に相当する年齢の女性 他の予防接種までの間隔:1週間 ※制度改正により特例(H9年4月2日~H19年4月1日生)の方は令和6年度まで接種できます。 |
●注意とお願い
*必ず保護者同伴で母子健康手帳を持参してください。
B型肝炎ワクチン
B型肝炎は、現在はほとんどの場合母児間感染か性行為による感染が、ほとんどです。
通常は出産の際に、B型肝炎ウイルスキャリアかどうかをチェックするようになっていて、B型肝炎ウイルスキャリアのお母さんから生まれた子供は、出産直後にワクチン接種を受けます。
家族内や、パートナーにB型肝炎キャリアーが居る場合、医療関係者には、感染予防のために、ワクチン接種が必要な場合があります。
通常は3回の接種(最初と最初の接種から1ヵ月後、6ヵ月後)が必要ですが、それでも抗体が十分にできない方は更に4回目の接種をすることもあります。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹とは、水膨れを伴う赤い発疹が体の左右どちらか、帯状に出る皮膚の疾患です。
強い痛みを伴うことが多く、症状は3~4週続きます。
50歳以上で帯状疱疹になった約2割の方には、皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる痛みが残ることがあります。
帯状疱疹は50歳代から発症率が高くなり、80歳までの約3人に1人がかかると言われています。
この帯状疱疹は、多くの人が子供の時にかかる水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。
水ぼうそうは、治った後もウイルスは生き続けて体内に潜伏します。
加齢などによる免疫力の低下がおもな原因ですが、疲労やストレスなどがきっかけとなって再び活動を起こし、今度は水ぼうそうではなく、帯状疱疹を引き起こします。
有効な予防法はワクチンを打つことのみといわれており、50歳以上の方に推奨されています。
保険は使えないため自費接種となります。
肺炎球菌ワクチンとは?
肺炎の原因には多くの種類があります。
インフルエンザシーズンにおける細菌性肺炎では50~60%が肺炎球菌によるものです。
肺炎球菌は口腔粘膜、鼻咽頭に常在していることが多く、肺炎、気管支炎のほか、副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などを起こすことがあります。
肺炎球菌ワクチンは、この抗生物質の効かない肺炎球菌にも有効です。
肺炎球菌ワクチンとは、肺炎球菌によって引き起こされる病気(感染症)を予防するためのワクチンです。
ワクチンは実際の肺炎球菌感染症全体の80%を抑えることができます。
肺炎球菌ワクチンにより入院/死亡が減少
インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンを両方接種することでインフルエンザシーズンの肺炎や入院を63%、死亡を81%抑えることができたという報告があります。
ワクチンの対象者は?
次のような方に、ワクチン接種をおすすめします。
1.高齢者の方(65歳以上)
2.腎不全や肝機能障害のある方
3.心臓や呼吸器に慢性疾患がある方
4.糖尿病の方
5.養護老人ホームや長期療養施設などの居住者
6.悪性腫瘍出化学療法中の方、免疫抑制剤を使用中の方
副作用は?
よくみられる副反応には、注射部位のかゆみ、疼痛、発赤、腫脹、軽い発熱、関節痛、筋 肉痛などがあります。
接種日から2日後にかけて腕の疼痛などの局所反応は2~3%、筋肉痛37.5度以上の発熱は10%以下です。
多くは1日~3日で消失します。
インフルエンザワクチンと同程度の副作用と考えて下さい。
アメリカでは65歳以上の過半数の人が接種しています
米国の65歳以上の高齢者における肺炎球菌ワクチンの接種率は64%と推計されています。
一方、本邦では1987年に認可され市販後約20年が経過するも、いまだに接種率は43%未満です(2016.3月現在)
5年ごとの追加免疫が必要です
5年に1回のワクチン接種を行います。
5年後にはピーク時の80%にまで抗体価が落ち、以後徐々に抗体価は低下します。
このために5年ごとの追加免疫が望まれます。
再接種に関しては5年以上間隔をおけば副反応も減ります。